【現役テックリードインタビュー】自分軸を持ちながら自己成長し続けるには

目次

・30代後半でフリーランス転向し、フリーランス5年目の今
・フリーランスエンジニアとしての自分軸とは
・「キャリアへの向き合い方」と「キャリア醸成」について
・今後の展望・メッセージ

 

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インタビュイー紹介

杉山 賢太郎さん

  • 職種:フロントエンドエンジニア
  • 好きな言語・FW:JavaScript、TypeScript
  • 休日の過ごし方:本格的なキャンプ、釣り、飲み屋の開拓

 

30代後半でフリーランス転向し、フリーランス5年目の今

ーこれまでのキャリアを教えてください

知り合いのお手伝いをきっかけにエンジニアになってから正社員として8年ほど勤務して、現在はフリーランスのフロントエンドエンジニアとして活動しています。主にJavaScript、Vue.js、Nuxt.js、TypeScriptを使用したフロントエンド開発を得意としています。

 

ーエンジニア12年目、フリーランス5年目。30代後半でフリーランスを選択したきっかけ

正社員時代は結構自由にやらせてもらっていたのでそれなりに楽しかったのですが、元々組織への帰属意識というのが低く、技術・プロダクトへの興味は高いという自身の性格に悩んでいました。

プロダクトをいいものにするという気持ちは強かったのですが、複数案件を同時進行したりするとどうしても一つ一つへの取り組みに対する意識が低くならざるを得なくなるというのが、嫌だったんですよね。

ただ、下から組織を変えてやるというエネルギーが足りず、それであれば自分がマッチしたところに収まるほうが社会全体として効率がいいのでは?と大上段に考えたことがきっかけでした。市場的にエンジニアの人材不足を感じていたこともありますね。

(正直、肩書きや雇用の不安はなかったといえば嘘になりますが、どうにかなる精神でスタートしました。笑)

フリーランスになってからの案件探しは、ずっとPROsheet(現:ランサーズエージェント)にお願いしています。

正社員時代に出会ったエンジニアの方2名がたまたまPROsheetを利用されていて、紹介いただいたのが利用のきっかけです。

次の案件にシフトするときも、案件参画歴やサポートのログから、私のことをちゃんと理解した上で親身な提案をしてくれるので、とても信頼しています。

 

ー現在参加中の案件について、また魅力を教えてください。

ある事業会社様のフロントエンド開発案件に参画しています。

複数のチームが同時に機能開発・運用をして一つのプロダクトを作っているのですが、現在は運用、特に技術的負債解消の業務に携わっています。

実は参画前からその企業様の技術ブログを拝見していて、使用技術やプロダクトに興味があり、いつか身を置いてみたいと考えていました。

ご縁があり参画させていただくこととなったのですが、本当にレベルが高いエンジニアの方ばかりなのを実感していて、日々身の引き締まる思いです。

開発体制のブラッシュアップを積極的にされているので、エネルギーを持って開発が進められるところが、とても魅力的に感じます。

 

フリーランスエンジニアとしての自分軸とは

ー参画案件について重要視しているポイントやこだわりはありますか?

報酬や稼働頻度などの条件面はもちろんなのですが、それよりも「自身の能力を自信を持って最大限活用できるか」を常に気にかけています。

そのうえで重要視しているのは「自分が興味のある事業ドメインかどうか」ですね。

・信用できる事業かどうか

・新しいプロダクトか

この2点を満たしているかどうかが、自分の中で特に重要なポイントだと感じています。

プログラミングという作業自体は正直好きではないのですが、これまで経験がないようなことや新しいものを作り出すことに、エンジニアとしての大きなやりがいを感じています。

私自身が「好奇心ドリブン」「柔軟さ」の2つをモットーに仕事をしているので、自分にマッチしているかどうかの判断軸として見ているのもありますね。

 

ー求められている以上のものを目指し、常に105%を発揮するようにすること

フリーランスとして、企業との関係構築や信頼獲得をしていくために「求められている105%を発揮」するようにしています。言われたことをやるという姿勢ではなく、自分ごと化して、ちゃんとコミットするという姿勢ですね。

具体的には改善や技術提案になりますが、自身が持っている知識・経験を最大限提供し、本質的な課題や悩みにきっちりコミットしていくことを心がけています。

もちろんその5%が常に企業様にとって役立つわけでもないのですが、「この人にならもっと仕事を任せてもいいかも」と思われるような信頼を勝ち得ることができるのではないかなと思います。

私が会社員時代に思っていた「こんな人がフリーランスでいてくれたらありがたいのに‥」とぼんやり想像していた人物像を目標としています。

フリーランス=即戦力として実力を発揮してほしいという期待は当たり前に持たれていますが、その期待を上回る+αの何かができるよう常に意識しています。

 

ー納得のいく案件に参画するために

自分軸を持ちながら良い案件を見つけるなら、エージェントを信頼することも大切だと実感しています。

案件の紹介という点でプロなのでそこをちゃんと信頼すること、またそのときに自分に正直かつ素直に想いを伝えることを心がけています。

そうすると自ずと良い案件をお引き合わせいただけますし、幸いにも自分が思うミスマッチな案件を紹介されたことはほとんどないですね。

 

「キャリアへの向き合い方」と「キャリア醸成」について

ーキャリア構築のために欠かせないこと

ドッグイヤーなので、新しい知識の追いかけは常に行っています。

あとは友人経由で技術関連の相談に乗ったり、ちょっとしたアプリを組んだりといったことぐらいですね。

 

ーメンター的なこともやられているんですね。

そうですね、私がフリーランスエンジニアをやってることを知っている知人からは相談をもらうことが多いです。

人を育てたいという気持ちは昔からあるので、知識の共有だけでなく、誰かが一歩踏み出すきっかけづくりができたらいいなと思っています。

また今後自分でサービスをつくってみたい欲求もあったりはするんですが、ちょっと思いついたくらいのものは既に存在してたりして…

なので自分でサービスつくっていたり、ライブラリ作成してらっしゃる方は本当にすごいと思います。

 

ーフリーランスエンジニアとして歩んできた今とこれから

会社員時代、複数プロダクトを同時に進めていたことで一つのプロダクトに注力しきれないことをストレスに感じていたのですが、フリーランスになってからは案件ごとに自分が興味を持ったプロダクト「ひとつ」に注力ができ、新しいことにも挑戦し続けられている環境にいるためとても充実しています。

また仕事以外の話ですが、フリーランスになってから出会ったエンジニアと、その現場が満了した後もプライベートでキャンプに行くぐらい仲が良いです。

今後も長くお付き合いしていきたいですし、新たな出会いも大切にしたいですね。

 

▼フリーランスエンジニア仲間で行ったキャンプでの一コマ

 

今後の展望・メッセージ

ー今後やってみたいことはありますか?

ゆくゆくは自分でサービスを作ってみたいという野望もありつつ、何かしらのプロダクトのスモールスタートのローンチのローンチ前、ライブラリ選定とかから運用までの、0→1→10→100に携わってみたいですね。デファクトスタンダードになってない新ライブラリを使ったサービスを開発して世に出すことに、興味があります。

 

ー最後に、同じくフリーランスエンジニアとして活動している方へメッセージをお願いします。

 

重ねてにはなりますが、私はフリーランスエンジニアとして「好奇心ドリブン」と「フレキシブルさ」を重要視していて、それらはフリーランスという働き方だからこそ実現性が高く、はたらくことの面白みをより感じられると実感しています。

私はプロダクトには本気で向き合いつつも、深く考えすぎず、凝り固まらず柔軟に、何より健康に楽しく仕事ができることが一番だと考えていますが、皆さんも自分軸を大切に、これからのフリーランス人生を充実させたものにしていきましょう!